サントリーが伝えたいこと
サントリーは製品の多くが水からできていることから「水と生きる SUNTORY(サントリー)」というメッセージをかかげています。サントリーは、おいしい水を守っていくためさまざまな活動を通して、環境保全活動に取り組むだけでなく、次の時代を担う子どもたちに「自然の大切さ」「水の大切さ」を学んでもらう環境教育活動や社員教育にも積極的に取り組んでいます。
1. 環境についてみんなに知ってほしい
サントリーはおいしい水を育てる環境のことを大切に考え、みんなにも学んでもらおうと、さまざまな場を用意しています。
<ア. 「水育」>
「水育」とは水について考え、水を大切にする気持ちを小学生のみなさんにもってもらうための活動です。サントリーは水を原料とした製品をつくり、「水と生きる SUNTORY(サントリー)」というメッセージをかかげており、未来に水を引きつぐために、この「水育」に取り組み始めました。「水育」は、天然水のふるさとで実際に水を育む自然を体験する「森と水の学校」と小学校で水を学ぶ「出張授業」の2つのプログラムが中心になっています。この『サントリー「水育」』サイトでも、水について学ぶことができます。
<イ. 水育「森と水の学校」>
2004年(平成16年)に阿蘇校(熊本県)で開校し、白州校(山梨県)、奥大山校(鳥取県)と広がった「森と水の学校」は、小学校3~6年生とその保護者を対象に、「サントリー天然水」のふるさとで開かれる自然体験プログラムです。大自然の中で、森の探検や水にふれる体験を通して、水の大切さや、水を育む森や自然の大切さを体感します。2020年からはご自宅から自然体験ができるリモート校を開始しました。
水育「森と水の学校」
<ウ. 水育「出張授業」>
小学校4・5年生を対象に、小学校の教室(クラス単位)で先生方といっしょに行なう授業です。
「未来に水を引きつぐために」をテーマに、映像や実験を通して、地球上の水がじゅんかんしていることや、生活とつながっていることを楽しく学習します。
水育「出張授業」
2. 環境展参加
その他にもサントリーは、みんなに地球の水について考えてほしいという思いから、さまざまな環境展やフォーラムに参加してきました。
<ア. エコプロダクツ展>
国内最大級の環境イベントで、最近では小中高校生の環境学習にも活用されています。サントリーは第1回(1999年(平成11年))から第14回(2012年(平成24年))まで参加しました。
<イ. 第3回世界水フォーラム「水のEXPO(エキスポ)」>
世界が直面している「水問題」を解決するためのフォーラムで、世界中から水に関わる人達が集まった「第3回世界水フォーラム」で行なわれた「水のEXPO(エキスポ)」に、“水へのこだわり”をテーマに出展しました。
3. 「 水と生きる SUNTORY(サントリー)」
サントリーでは、従業員の環境に対する知識や意識を高めるために、社内でもさまざまな教育を行なっています。
<ア. 社員への環境教育>
社員一人ひとりの環境知識・意識を高めるため、勉強会の開催や学習用DVD貸し出しのほか、インターネットで学習できる環境教育「環境e‐ラーニング」を行なうなど、さまざまな機会を通じた環境教育をすすめています。
<イ. 社員による森林整備体験>
社員による森林整備体験の様子
社員に対する環境教育のひとつとして、サントリーグループ会社社員約7,600人を対象に、サントリー「天然水の森」森林整備体験を行なってきました。下草かりや、枝打ち、植樹などの森林整備活動を実際に体験します。現在も、新入社員研修のプログラムにて行っています。
<ウ. サントリーの愛鳥活動>
メジロ
1973年サントリーは愛鳥活動をスタートさせました。人間にいちばん身近で、環境に非常にびん感な野鳥を守り、鳥たちがすめる環境を守るお手伝いをしています。
1990年に設立した公益信託「サントリー世界愛鳥基金」には、国内外の鳥類保護活動団体を助成する部門と、身近な鳥類保護・観察活動を行う学校のクラブ、ボランティア団体等を助成する地域愛鳥部門、そして、コウノトリやツル、トキなどの水鳥がすむ“水辺”の再生活動を支援する部門があります。これまでに多くの団体に助成金がおくられ、大きな成果をあげています。
また「日本の鳥百科」ページなどでは、気になる野鳥をみつけることができます。
自然保護活動は、一時的なものではなく、ずっと続けていかなければ意味がないんだ。そのために、一人一人の意識を高め、次の時代を担うこどもたちも、自然を守る大切さを知ることが必要だと、サントリーは考えているんだね。