サントリー天然水ができるまで
ナチュラルミネラルウォーターである「サントリー天然水」は、地下深くからくみ上げた天然の水からできています。
サントリー天然水には4つの水源(南アルプス・北アルプス・奥大山・阿蘇)があります。
「サントリー天然水<南アルプス>」を例に、「サントリー天然水」ができるまでを、しょうかいします。
1.「サントリー天然水<南アルプス>」はどうやってつくっているの?
<ア. 原料となる水>
山梨県の「サントリー天然水 南アルプス白州工場」で地下深くからくみ上げる水は、もとをたどれば、南アルプスの山やまに降った雪や雨です。雪どけ水や雨は、長い年月をかけて山の地中深くにしみこみ、自然にろ過され、キレのよい、すっきりとしたおいしい天然水になります。
サントリーの「安全性科学センター」では、工場でくみ上げる水について、定期的にその品質を分せき、研究をして、おいしさと安全性を保っています。
南アルプス・甲斐駒ケ岳
<イ. ろ過〜殺きん>
工場のしき地内にある、い戸からくみ上げられた水は、工場まで、まったく外の空気にふれることなく運ばれていきます。外の空気にふれると、水の質が変わってしまうからです。
工場へ運ばれた水は、とてもきめの細かいフィルターを通って、ろ過され、殺きんされます。
細かいフィルターでろ過される
<ウ. ボトリング(水をボトルに入れる)>
白州工場では、無きん環境を保ったクリーン・チャンバー内で天然水がボトリングされます。設備内は、医薬品を製造する環境と同じレベルの清浄度を保っています。また中身だけではなく、ペットボトルの製造やキャップの殺きん・清浄も、無きん環境で行うことで、品質管理を徹底的に行っています。
クリーン・チャンバーでボトリング
<エ. 検査>
できあがった製品は、官能検査員と呼ばれる人が水のとう明度・におい・味・舌ざわりなどを確かめ、厳しくチェックします。その他にも厳しい検査をたくさん通りぬけて、初めて「サントリー天然水」は出荷されていきます。
官能検査員が厳しいチェック
2. 自然の水を守ることから始まる
「サントリー天然水<南アルプス>」の原料となる水の、い戸周囲の環境を守り、自然のままの水質を保っていくために、白州工場の周囲の約82万平方メートル(約25万つぼ)の土地を所有して、安全な環境を守っています。また工場の水源涵養エリアでは、地下水を育むための森、サントリー「天然水の森 南アルプス」を設定して、森林整備を進めています。自然の水のおいしさをそのままに、安全に、飲む人びとへ届けるために、サントリーでは自然を守っていくことから始めているのです。(くわしくは、「保護」の中の「水と森を育む活動」を読んでください→)
サントリーのナチュラルミネラルウォーター「サントリー天然水」は、自然の水のおいしさを大切にしながら、厳しい品質管理のもと、つくられているんだね。