安全な水を届けるために
サントリーがつくっている飲みものの主な原料は、水です。安全な飲みものをつくるためには、水が安全であるかどうかを確かめることが大切です。サントリーでは、どうやって水の安全を守っているのでしょうか。
1. 「安全」と「安心」を守るために
サントリーには「安全性科学センター」があり、飲みものの主な原料である水の安全性を検査している他、水以外の原材料、工場の器具、飲みものの容器包装、できあがった製品などの分せきをして、製品に関する全ての安全性を守っています。
日本各地、世界各国から安全性科学センターに送られてくる、分せき用の水の保管の様子
サントリーの水の検査はとても厳しく、製品に用いられる全ての水(原料の水だけでなく、タンクを洗う水など全て)と、工場のしき地内でくみ上げている全ての地下水について、定期的に、約200こう目にわたり分せきしています。この分せきこう目は法律で定められたものだけでなくサントリー独自のものも多数あり、その数は飲料や食品をつくっている会社の中ではトップクラスです。
安全で、おいしく、安心して飲める製品をつくり続けることが、とても大切なことだと、サントリーは考えています。
2. 安全をチェックする流れ
水の安全をチェックする流れは、次のようになっています。
- 工場では、目で見たり、においをかいだり、味を見たりして、水に異常がないかどうか、毎日確認している(「官能検査」という)。
- 官能検査で調べきれない水質は、安全性科学センターで検査する。
- 分せき結果とそれについての安全性科学センター所員のアドバイスがパソコンに入力され、国内と海外の全ての工場、全ての部門に伝えられる。
- 分せきの結果、問題の予兆が確認されたときは、まず安全性科学センター所員が現地に行く。そして、さらなる分せきを追加したり、解決策を教えたりする。
- 解決策は、必ず国内と海外の全ての工場、全ての部門に伝えられる。
また、製品を飲んだお客様からご意見が届いたときにも、社員が必ずお客様のところに行きます。製品が保管されていたところを見て、様子を知ることが大切だからです。分せきが必要な場合には、安全性科学センターにその製品が送られ、分せき結果がお客様や社内に伝えられることになります。
水質検査の様子
おいしくて安全な飲みものをつくるために、サントリーには「安全性科学センター」があるんだ。水の検査は特に厳しくおこなっているんだね。