サントリー製品に使う水
サントリーは、飲みもののおいしさを追求するために、水にてっ底してこだわっています。製品の原料になる水には、水にふくまれるさまざまなミネラルが他の原料にえいきょうをあたえ、味わいを引き出す、という大切な役割があります。ここでは、サントリーがどのようなこだわりをもって水を選んでいるかを、しょうかいします。
1. 清涼飲料水と水
清涼飲料水では、原料をとかしたり、味を整えたりするために水が使われています。飲みものの大部分が水ですから、その水質が製品の品質に大きくえいきょうします。例えば、水に鉄やマンガンがふくまれると金属のような味になってしまったり、色が変わってしまったり、ちんでん物ができてしまったりするのです。
炭酸飲料をつくるのによい水や、日本全国どこでも同じ品質の製品をつくるために必要な水もあります。製品によっては天然水を使用したり、純水を使用したりして、その製品の特ちょうを最大限に引き出すようにしています。
2. ウイスキー、ビールと水
サントリーのウイスキーやビールの味わいにも、水が大きな役割を果たしています。その水は、おいしいことはもちろんですが、こう素やこう母が活動しやすくなるよう、ミネラルがバランスよくふくまれていなければなりません。
ウイスキーの「山崎」は、16世紀に千利休が茶を点てた京都こう外の山崎の名水で、「白州」は「サントリー天然水(南アルプス)」でもおなじみの南アルプスの名水で仕こまれています。また、日本国内でつくられているビールや発泡酒は、すべて天然水100パーセントで仕こんでおり、工場は、おいしくミネラルバランスのよい水が採れる場所を厳しく選んで、建てられています。
おいしい飲みものをつくるためには、その飲みものにぴったりの水選びが大切なんだね。サントリーはどのような飲みものも、水にこだわって、それぞれにふさわしい水を選んでいるんだ。