サントリー次世代環境教育「水育 (R)」

レベル2

いきなり出て、ぴたっと止まる! よくばりコップ

水を入れても最初さいしょはこぼれないのに、水面がストローの高さをこえると水が流れ出すふしぎなコップを作ろう。よくばってたくさん水を入れると、そんをするというふしぎなコップだよ。

よくばりコップでマジックにちょうせん!

用意するもの

  • 紙コップ…2
  • 曲がるストロー
  • セロハンテープ
  • 先のとがった工具(ドライバーセットなどに入っている)
  • えん筆
  • はさみ

とじる

紙コップのそこのまん中に、ストローが入る大きさのあなを開ける。
紙コップ2とも、あなを開ける。
片方かたほうの紙コップは、上の部分をはさみで切り取る。

曲がるストローをイラストのようにり曲げて、セロハンテープでとめる。
ストローの長い方を、上の部分を切った紙コップのあなに入れる。
そこから出たストローは5ミリメートルくらいをのこして切る。

2で作った紙コップを内側にして、2の紙コップを重ねる。
内側の紙コップが動かないようにセロハンテープでとめる。

ポイント

外から見て、中にストローが入っていることがわからないようにするといいよ。

マジックのやり方

紙コップのそこあなが開いているのを見せる。
あなのあいた紙コップがあります」

じゅ文をとなえながら、紙コップに水を注ぐ。
「み〜ずで〜な〜い〜(れい)」
ストローの曲がっているところに水面が来るまで、水は出てこない。

水面がストローの曲がった部分に近づいたら、じゅ文をとなえるのをやめる。
曲がった部分をこえたしゅんかんタイミングよく声をかける。
「出よ、水!(れい)」
水が出始める。

水面がストローの短い方の口にくるまで、水が出つづける。
水面が短いストローの口まで下がったら出ていた水が止まる。

紙コップの中には水がのこっているが、外からは見えない。
見ている人は中は空っぽだと思っている。
「水よ、もどれ〜(れい)」
かけ声をかけて、水をもどしたようなふりをし、べつ容器ようきに紙コップの中の水を出す。

まとめ

紙コップの中の水面には、大気圧たいきあつ(空気がおす力)がはたらいている。
紙コップに水を注ぐと、大気圧たいきあつによってストローの口から水が入っていき、紙コップの水面が上がるのといっしょに高くなる。そして、ストローよりも水面が高くなると、ストローの中の水は、曲がった部分をこえて、反対の口から流れ出る。水面がストローの口よりもひくくなると、ストローの中に空気が入り、水も止まる。

実験じっけん・研究が終わったら、
結果をわかりやすくまとめてみよう!
夏休みや冬休みの
自由研究のまとめにも使えるよ!

自由研究のまとめ方

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