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レベル1

こぼれそうでこぼれない! 表面張力の実験

  • #水(みず)のふしぎ

水(みず)がいっぱいに入(はい)ったコップから、ふしぎと水(みず)がこぼれない。これは、水面(すいめん)が引(ひ)っ張(ぱ)り合(あ)う表面張力(ひょうめんちょうりょく)が働(はたら)いているからだよ。表面張力(ひょうめんちょうりょく)を利用(りよう)した実験(じっけん)で、その力(ちから)を学(まな)ぼう。

用意するもの

  1. グラス

  2. ビー玉(だま)

  3. 水(みず)

実験しよう!

水(みず)の表面張力(ひょうめんちょうりょく)を調(しら)べよう!

表面張力(ひょうめんちょうりょく)の実験(じっけん)

  1. STEP01

    グラスいっぱいに水(みず)を入(い)れる。

  2. STEP02

    ビー玉(だま)を1個(こ)ずつ静(しず)かにグラスに入(い)れる。
    液体(えきたい)の表面(ひょうめん)がグラスのふちより、盛(も)り上(あ)がっているのに・・・
    水(みず)がこぼれないよ。

  3. STEP03

    グラスからこぼれるまでに、ビー玉(だま)が何(なん)個(こ)入(はい)るか調(しら)べてみよう。
    家族(かぞく)や友(とも)だちと、ビー玉(だま)をいくつ入(い)れられるか競争(きょうそう)しても楽(たの)しいよ。

    ポイント

    競争(きょうそう)をするときは、スタート時(じ)のグラスの水(みず)の量(りょう)を同(おな)じにしよう。

    水温(すいおん)を変(か)えて試(ため)してみよう。
    ちがいはあるかな。

どうして水(みず)がこぼれないのかな?
水(みず)がこぼれないひみつを見(み)てみよう!

なぜこうなるの?

水(みず)がこぼれないひみつ

水(みず)は水分子(みずぶんし)という小(ちい)さなつぶが集(あつ)まってできている。分子(ぶんし)同士(どうし)は、おたがいに引(ひ)っ張(ぱ)り合(あ)い、小(ちい)さくまとまろうとしているので、水(みず)の表面(ひょうめん)でも引(ひ)っ張(ぱ)り合(あ)って、できるだけ面積(めんせき)を小(ちい)さくしようとしているんだ。
この働(はたら)きを、表面張力(ひょうめんちょうりょく)というよ。液体(えきたい)には、表面張力(ひょうめんちょうりょく)が働(はたら)くけれど、中(なか)でも水(みず)の表面張力(ひょうめんちょうりょく)は大(おお)きいので、グラスのふちから盛(も)り上(あ)がっても、なかなかこぼれないんだ。

もっと実験!

針金(はりがね)アメンボを水(みず)にうかべよう!

用意(ようい)するもの

  1. 針金(はりがね)

  2. ストロー

  3. 食器用(しょっきよう)洗(せん)ざい

    界面活性(かいめんかっせい)ざいをふくむもの

  4. 洗面器(せんめんき)

注意すること
  • 針金(はりがね)をあつかうときは、けがをしないように十分(じゅうぶん)気(き)をつけましょう。
  • はさみなどを使(つか)うときは、大人(おとな)の人(ひと)といっしょにやりましょう。

実験(じっけん)しよう

  1. STEP01

    太(ふと)さ0.2ミリメートルくらいの針金(はりがね)を、アメンボの形(かたち)にする。
    図(ず)のように、あしとなる3本(ぼん)と体(からだ)の部分(ぶぶん)になる曲(ま)げた針金(はりがね)を組(く)み合(あ)わせる。
    体(からだ)の部分(ぶぶん)の針金(はりがね)をねじって形(かたち)を整(ととの)えよう。
    触覚(しょっかく)を作(つく)ると本物(ほんもの)らしくなるよ。

    ポイント

    足(あし)の先(さき)を、スキー板(いた)の先(さき)のように曲(ま)げると、うかびやすくなるよ。

  2. STEP02

    1でつくったアメンボを、水(みず)にそっとうかべる。

    ポイント

    ピンセットを使(つか)うと、うまくうかべることができるよ。

  3. STEP03

    ストローの先(さき)に、食器用(しょっきよう)洗(せん)ざいを少(すこ)しつけて、水面(すいめん)に落(お)とす。
    アメンボがストローからにげていくよ。
    でも、洗(せん)ざいの量(りょう)を増(ふ)やすと、アメンボはしずんでしまうんだ。

  4. 洗(せん)ざいを入(い)れていないときは、水分子(みずぶんし)がしっかりと引(ひ)っ張(ぱ)り合って表面張力(ひょうめんちょうりょく)をつくり、針金(はりがね)アメンボをささえている。そこにストローを入(い)れると、洗(せん)ざいをつけた側(がわ)の表面張力(ひょうめんちょうりょく)が弱(よわ)くなるので、反対(はんたい)側(がわ)に引(ひ)っ張(ぱ)られるように進(すす)む。

    石(せっ)けんや洗(せん)ざいには、界面活性(かいめんかっせい)ざいという成分(せいぶん)がふくまれている。界面活性(かいめんかっせい)ざいの分子(ぶんし)は、マッチ棒(ぼう)のような形(かたち)をしていて、水(みず)になじみやすい部分(ぶぶん)(これを親水基(しんすいき)というよ)と、水(みず)になじみにくい部分(ぶぶん)(これを疎水基(そすいき)というよ)でできている。石(せっ)けんや洗(せん)ざいなどが水(みず)に入(はい)ると、親水基(しんすいき)の部分(ぶぶん)が、水面(すいめん)の水分子(みずぶんし)となじんで水面(すいめん)をおおうため、表面張力(ひょうめんちょうりょく)が弱(よわ)くなる。

    洗(せん)ざいが多(おお)くなると、表面(ひょうめん)が界面活性(かいめんかっせい)ざいにおおわれて、表面張力(ひょうめんちょうりょく)が弱(よわ)くなるので、針金(はりがね)アメンボはしずんでしまうんだ。

洗(せん)ざいでコショウを広(ひろ)げよう

用意(ようい)するもの

  1. 少(すこ)し深(ふか)めの皿(さら)

  2. コショウ

  3. 食器用(しょっきよう)洗(せん)ざい

    界面活性(かいめんかっせい)ざいをふくむもの

実験(じっけん)しよう

  1. STEP01

    少(すこ)し深(ふか)めの皿(さら)に水(みず)を入(い)れる。

  2. STEP02

    コショウをふりかけて、水面(すいめん)にうかべる。

  3. STEP03

    指(ゆび)を水(みず)につけてみよう。変化(へんか)はあるかな。

  4. STEP04

    つぎに、指先(ゆびさき)に洗(せん)ざいを少(すこ)しつけて、水(みず)につけよう。
    コショウが、いっしゅんでドーナツのように広(ひろ)がるよ。

  5. 洗(せん)ざいを入(い)れていないときは、水分子(みずぶんし)がおたがいに引(ひ)っ張(ぱ)り合(あ)っているので、表面張力(ひょうめんちょうりょく)が働(はたら)いている。でも、指(ゆび)に洗(せん)ざいをつけて水(みず)に入(い)れると、指(ゆび)を中心(ちゅうしん)に、界面活性(かいめんかっせい)ざいの働(はたら)きによって水面(すいめん)の表面張力(ひょうめんちょうりょく)が弱(よわ)くなる。指(ゆび)の周(まわ)りよりも、皿(さら)のふちの近(ちか)くの水(みず)の方(ほう)が表面張力(ひょうめんちょうりょく)が強(つよ)いので、ふちの方(ほう)にコショウが引(ひ)っ張(ぱ)られて、ドーナツのように広(ひろ)がるんだ。

    洗(せん)ざいを入(い)れる前(まえ)

    指(ゆび)に洗(せん)ざいをつけて入(い)れた後(あと)

実験のまとめ

水面(すいめん)では、表面張力(ひょうめんちょうりょく)が働(はたら)いていて水(みず)の分子(ぶんし)が小(ちい)さくまとまろうとしているので、ビー玉(だま)を入(い)れて水面(すいめん)が盛(も)り上(あ)がっても、なかなか水(みず)がこぼれない。
ふだんはしずんでしまう針金(はりがね)も、あしの先(さき)を曲(ま)げた針金(はりがね)アメンボの形(かたち)にすると、表面張力(ひょうめんちょうりょく)に支(ささ)えられうかばせることができるんだ。
でも洗(せん)ざいなどを入(い)れて表面張力(ひょうめんちょうりょく)を弱(よわ)くすると、表面張力(ひょうめんちょうりょく)のバランスがくずれて、盛(も)り上(あ)がった水面(すいめん)は水(みず)があふれ、うかんだ針金(はりがね)アメンボはにげるように進(すす)んだあとしずんでしまった。同(おな)じ原理(げんり)でコショウは洗(せん)ざいからにげるように動(うご)いた。

実験(じっけん)・研究(けんきゅう)が終(お)わったら、結果(けっか)をわかりやすくまとめてみよう!
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