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水を大切に使う!節水の工夫

  • 水(みず)を大切(たいせつ)にする工夫(くふう)
  • 水(みず)の豆知識(まめちしき)

私(わたし)たちが生活(せいかつ)していくのに、水(みず)は欠(か)かせません。しかし、世界(せかい)中(じゅう)の人(ひと)たちが使(つか)える水(みず)の量(りょう)には限(かぎ)りがあります。水(みず)を大切(たいせつ)にし、使(つか)う量(りょう)を減(へ)らしたり、ムダ使(づか)いをなくしたりすることを節水(せっすい)といいます。節水(せっすい)をするために、わたしたちに何(なに)ができるのでしょうか。水(みず)をよごさずに使(つか)う方法(ほうほう)についても、いっしょに見(み)ていきましょう。

01 どうすれば使(つか)う水(みず)の量(りょう)を減(へ)らせるの?

節水(せっすい)の工夫(くふう)や取(と)り組(く)みは、ふだんたくさん水(みず)を使(つか)うところで行(おこな)うのが、効果的(こうかてき)です。まずは、毎日(まいにち)の生活(せいかつ)の中(なか)でどんなところに水(みず)を使(つか)っているのか下(した)のグラフを見(み)てみましょう。

とうきょうとのかていでのみずのつかわれかたをあらわしたグラフ
東京都水道局(とうきょうとすいどうきょく)「令和(れいわ)3年度(ねんど) 一般家庭水使用目的別実態調査(いっぱんかていみずしようもくてきべつじったいちょうさ)」より

もっとくわしく「1日(にち)の水(みず)の使用(しよう)量(りょう)」について知(し)りたい人(ひと)は、「私(わたし)たちが毎日(まいにち)使(つか)う水(みず)」のページも読(よ)んでみましょう。

おふろやトイレなど、たくさん水(みず)を使(つか)っている場所(ばしょ)で、実際(じっさい)に、どんな節水(せっすい)ができるのか、いっしょに見(み)ていきましょう。一人(ひとり)ひとりの力(ちから)は小(ちい)さくても、多(おお)くの人(ひと)が取(と)り組(く)むことで、大(おお)きな節水(せっすい)の効果(こうか)につながります。

01 おふろでできる節水(せっすい)の工夫(くふう)

お湯(ゆ)を入(い)れすぎない
入(はい)ったときに浴(よく)そうからあふれ出(で)てしまうほどにお湯(ゆ)を入(い)れるのはムダです。ちょうどいい量(りょう)を入(い)れるようにしましょう。
お湯(ゆ)をわかしすぎない
お湯(ゆ)を熱(あつ)くしすぎると、そのあとに水(みず)を足(た)すことになってしまいます。ちょうどいい温度(おんど)でおふろをためることでムダ使(づか)いを防(ふせ)げます。
シャワーの使用(しよう)時間(じかん)は短(みじか)くすませる
シャワーを出(だ)しっぱなしにすると、1分間(ぷんかん)で約(やく)12L(リットル)、5分間(ふんかん)だと約(やく)60Lの水(みず)を流(なが)すことになります。シャワーを使(つか)うときはできるだけ短(みじか)くすませるようにしましょう。
残(のこ)り湯(ゆ)をすぐ捨(す)てずに再(さい)利用(りよう)する
一般的(いっぱんてき)なサイズの浴(よく)そうに入(はい)る水(みず)の量(りょう)は約(やく)200Lです。これを捨(す)ててしまわずに、残(のこ)り湯(ゆ)を、くつを洗(あら)う水(みず)、植物(しょくぶつ)にやる水(みず)、庭(にわ)にまく水(みず)などに使(つか)いましょう。

02 トイレでできる節水(せっすい)の工夫(くふう)

トイレを流(なが)すときは、水(みず)の量(りょう)を「大(だい)」と「小(しょう)」で使(つか)い分(わ)ける
「大(だい)」を使(つか)うと、「小(しょう)」を使(つか)うときよりも水(みず)が多(おお)く流(なが)れます。きちんと使(つか)い分(わ)けることが節水(せっすい)につながります。

03 洗(せん)たくでできる節水(せっすい)の工夫(くふう)

洗(せん)たく物(もの)はまとめて洗(あら)う
洗(せん)たく機(き)を回(まわ)す回数(かいすう)をできるだけ少(すく)なくしましょう。小物(こもの)1、2点(てん)なら、おふろに入(はい)ったときに手洗(てあら)いするという方法(ほうほう)もあります。

04 すい事(じ)(料理(りょうり)や食器(しょっき)洗(あら)い)・台所(だいどころ)でできる節水(せっすい)の工夫(くふう)

米(こめ)を洗(あら)った水(みず)(とぎじる)は捨(す)てずに再(さい)利用(りよう)する
植物(しょくぶつ)の水(みず)やりに使(つか)えます。
食器(しょっき)を洗(あら)うときは「ため洗(あら)い」する
水(みず)を流(なが)しながらの「流(なが)し洗(あら)い」だと、10分間(ぷんかん)で約(やく)120Lの水(みず)を使(つか)うことになります。水(みず)をためて洗(あら)えば、約(やく)20Lの水(みず)ですみ、約(やく)100Lの水(みず)を節約(せつやく)できます。
油(あぶら)よごれはまず紙(かみ)などでふきとる
がんこな油(あぶら)よごれを落(お)とすためには、たくさんの水(みず)が必要(ひつよう)になります。洗(あら)う前(まえ)に紙(かみ)などでよごれをふき取(と)っておくと、きれいに洗(あら)うために必要(ひつよう)な水(みず)を大(おお)きく節約(せつやく)できます。

05 洗面台(せんめんだい)でできる節水(せっすい)の工夫(くふう)

水(みず)を流(なが)しっぱなしにしない
歯(は)みがきのときに水(みず)を出(だ)しっぱなしにすると、1分間(ぷんかん)で約(やく)12L流(なが)れてしまいます。必要(ひつよう)な量(りょう)だけコップにくんで使(つか)うようにしましょう。

02 よごれた水(みず)をきれいにするには、どのくらいの水(みず)が必要(ひつよう)なの?

残(のこ)してしまったみそしるやラーメンのしる、牛乳(ぎゅうにゅう)などを、台所(だいどころ)の流(なが)しにそのまま水(みず)といっしょに流(なが)すこともあると思(おも)います。もし、よごれた水(みず)を、そのまま川(かわ)に流(なが)した場合(ばあい)、川(かわ)の魚(さかな)がすめるくらいのきれいな水(みず)にもどすには、たくさんの水(みず)が必要(ひつよう)になります。いったいどのくらいの水(みず)が必要(ひつよう)なのでしょうか。

浴(よく)そう1ぱいを200Lとして、計算(けいさん)したものです。

よごれたみずをきれいにするには
  • しょうゆ大(おお)さじ1ぱい(15mL(ミリリットル))……約(やく)400L(浴(よく)そう2はい分(ぶん))
  • みそしる1ぱい(200mL)……約(やく)1400L(浴(よく)そう7はい分(ぶん))
  • 牛乳(ぎゅうにゅう)コップ1ぱい(180mL)……約(やく)2800L(浴(よく)そう14はい分(ぶん))
  • 天(てん)ぷら油(あぶら)(500mL)……約(やく)15万(まん)L(浴(よく)そう750ぱい分(ぶん))
  • ラーメンのしる(200mL)……約(やく)1200L(浴(よく)そう6ぱい分(ぶん))
  • ビールコップ1ぱい(180mL)……約(やく)3200L(浴(よく)そう16ぱい分(ぶん))

※ビールと牛乳(ぎゅうにゅう)とで魚(さかな)がすめるくらいの水(みず)にもどすのに必要(ひつよう)な水(みず)の量(りょう)に差(さ)があるのは、それぞれふくまれる成分(せいぶん)によって、水(みず)のよごれ具合(ぐあい)がちがうからです。

きれいな水(みず)にもどすには、大変(たいへん)な量(りょう)の水(みず)が必要(ひつよう)なのです。実際(じっさい)には下水(げすい)処理(しょり)場(じょう)や浄化槽(じょうかそう)によって、よごれた水(みず)はうすめる以外(いがい)の方法(ほうほう)である程度(ていど)きれいにすることができます。しかし、その力(ちから)にも限界(げんかい)があるので、できるだけ食(た)べ物(もの)によるよごれを減(へ)らすことが必要(ひつよう)です。

03 水(みず)をよごさないために何(なに)ができるの?

水(みず)をできるだけよごさないようにすることも、節水(せっすい)と同(おな)じくらい、大切(たいせつ)な水(みず)を守(まも)ることにつながります。私(わたし)たちに、どのような工夫(くふう)ができるのかいっしょに考(かんが)えてみましょう。

  • 食(た)べ物(もの)のくずや食(た)べ残(のこ)しは、くず取(と)りネットなどで回収(かいしゅう)して、流(なが)さない。
  • 食器(しょっき)やなべのひどいよごれや油(あぶら)は、紙(かみ)などでふいてから洗(あら)う。
  • みそしるやめんつゆは、飲(の)み切(き)れる(使(つか)い切(き)れる)量(りょう)だけ器(うつわ)に入(い)れる。
  • 使(つか)えなくなった油(あぶら)は、紙(かみ)でふき取(と)ったり固(かた)めたりして、そのまま流(なが)さない。
  • 洗(せん)たく機(き)に、糸(いと)くずやほこりを取(と)るネットを付(つ)ける。
  • できるだけ洗剤(せんざい)を使(つか)う量(りょう)を減(へ)らす。

一人(ひとり)ひとりが水(みず)を大切(たいせつ)に使(つか)うことを心(こころ)がけ、水(みず)を使用(しよう)するときも、なるべくよごさないようにすることで、私(わたし)たちの生活(せいかつ)に必要(ひつよう)な限(かぎ)りある水資源(みずしげん)を守(まも)ることができます。どれも簡単(かんたん)にできることなのでさっそく取(と)り組(く)んでみましょう。

04 工場(こうじょう)や会社(かいしゃ)では、どんな節水(せっすい)の工夫(くふう)をしているの?

ここまでは私(わたし)たちが家庭(かてい)でできる「家庭(かてい)用水(ようすい)」の節水(せっすい)について見(み)てきました。水(みず)は、家庭(かてい)で使(つか)う以外(いがい)にも、工場(こうじょう)や会社(かいしゃ)でいろいろな「もの」をつくるために「工業(こうぎょう)用水(ようすい)」として使(つか)われています。工場(こうじょう)や会社(かいしゃ)では、いったいどのような節水(せっすい)の工夫(くふう)や大切(たいせつ)な水(みず)をムダなく使(つか)う取(と)り組(く)みをしているのでしょうか。

「サントリー天然(てんねん)水(すい)」などの清涼(せいりょう)飲料水(いんりょうすい)(飲(の)み物(もの))をつくっているサントリーの工場(こうじょう)を例(れい)に見(み)ていきましょう。飲(の)み物(もの)づくりでは、水(みず)を原料(げんりょう)としてだけではなく、機械(きかい)などを冷(ひ)やしたり洗(あら)ったりすることにも使(つか)います。水(みず)がたくさん必要(ひつよう)になるので、水(みず)を大切(たいせつ)に使(つか)い、ムダにしないための工夫(くふう)が欠(か)かせません。

01 水(みず)を何度(なんど)も大切(たいせつ)に使(つか)う工夫(くふう)

「水(みず)の3R(スリーアール)」という考(かんが)え方(かた)を大切(たいせつ)にしています。3Rとは、使(つか)う水(みず)を減(へ)らすReduce(リデュース)、同(おな)じ水(みず)をくり返(かえ)し使(つか)うReuse(リユース)、使(つか)った水(みず)をきれいにしてもう一度(いちど)いかすRecycle(リサイクル)です。例(たと)えば、機械(きかい)を洗(あら)ったあとの水(みず)を、次(つぎ)は機械(きかい)を冷(ひ)やすための水(みず)として使(つか)うなど水(みず)を大切(たいせつ)に何度(なんど)も使(つか)う工夫(くふう)をしています。

02 目的(もくてき)に合(あ)わせて使(つか)い分(わ)ける工夫(くふう)

飲(の)み物(もの)づくりの原料(げんりょう)には、一番(いちばん)きれいな水(みず)が必要(ひつよう)です。しかし、機械(きかい)を洗(あら)ったり冷(ひ)やしたりする工程(こうてい)では、飲(の)み物(もの)用(よう)ほどのレベルでなくても問題(もんだい)ありません。そこで、工場(こうじょう)では、一度(いちど)役目(やくめ)を終(お)えた水(みず)でも、水質(すいしつ)(水(みず)のきれいさ)に合(あ)わせて別(べつ)の工程(こうてい)で再(ふたた)び利用(りよう)しています。それぞれの目的(もくてき)にぴったり合(あ)わせ、大切(たいせつ)な水(みず)をムダ使(づか)いしないこのしくみを、「水(みず)のカスケード利用(りよう)」といいます。

03 使(つか)い終(お)わった水(みず)はきれいにしてから自然(しぜん)にかえす工夫(くふう)

工場(こうじょう)で使(つか)い終(お)わった水(みず)は、そのまま外(そと)へ流(なが)すことはありません。工場(こうじょう)の中(なか)でしっかりときれいにしてから、川(かわ)や自然(しぜん)にかえします。水(みず)の状態(じょうたい)は、昼(ひる)も夜(よる)もチェックされていて、安心(あんしん)して自然(しぜん)にかえせる水(みず)になっています。

04 水(みず)を育(はぐく)む森(もり)づくり

サントリーの国内(こくない)工場(こうじょう)の周(まわ)りには、大切(たいせつ)な水(みず)を育(はぐく)む森(もり)があります。サントリーは、この森(もり)を守(まも)り育(そだ)てる「天然(てんねん)水(すい)の森(もり)」の活動(かつどう)を行(おこな)っています。水(みず)は森(もり)で育(はぐく)まれます。森(もり)に降(ふ)った雨(あめ)や雪(ゆき)が地下(ちか)深(ふか)くまでしみこみ、きれいな水(みず)がゆっくりと育(はぐく)まれます。この取(と)り組(く)みによって、今(いま)では、国内(こくない)工場(こうじょう)でくみ上(あ)げる地下水(ちかすい)量(りょう)の2倍(ばい)以上(いじょう)が育(はぐく)まれています。

どのようにして水(みず)が育(はぐく)まれるのか、くわしくは「水(みず)を育(はぐく)む森(もり)と、その森(もり)を守(まも)り育(そだ)てる取(と)り組(く)み」のページを読(よ)んでみましょう。

このようにサントリーでは、工場(こうじょう)におけるムダのない水(みず)の使(つか)い方(かた)や、水(みず)を育(はぐく)む森(もり)づくり、地域(ちいき)の自治体(じちたい)や住民(じゅうみん)と協力(きょうりょく)した取(と)り組(く)みなどを進(すす)めており、世界的(せかいてき)にも高(たか)い評価(ひょうか)を受(う)けています。

参考(さんこう)資料(しりょう)

  • 東京都水道局(とうきょうとすいどうきょく)『水(みず)の上手(じょうず)な使(つか)い方(かた)』
  • 環境省(かんきょうしょう)『生活排水対策(せいかつはいすいたいさく)』
  • 石狩市(いしかりし)『身近(みぢか)な食品(しょくひん)が河川(かせん)に及(およ)ぼす影響(えいきょう)』
  • 環境省(かんきょうしょう)『生活排水読本(せいかつはいすいどくほん)』

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