水について きいてみよう!

クジラにきいてみよう!

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世界がかかえる水の問題

国連こくれん調査ちょうさによると、世界の人口がえたことによって、1人あたりが使える川や湖の水のりょうが少なくなってきています。そして、一人一人が使用する水のりょうは、ぎゃくえてきているのです。国連こくれん報告ほうこくは次のとおりです。

世界のやく8パーセントの人が、すでに水不足ぶそくにおちいっている。
世界のやく4分の1の人が、将来しょうらい不足ぶそくになる地域ちいきに住んでいる。
また、水のりょうの問題だけでなく、水質すいしつせんという、水のしつの問題も起きています。畑や田んぼ、工場、家庭からのはい水や自動車などのはいガスでよごれた雨水が、川の水をおせんし、人が利用りようしにくい水になってしまうのです。

わたしたちは、水が足りないというりょうの問題と、水がよごれてしまって使えないというしつの問題を、両方考えて解決かいけつしていかなければならなくなっています。

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地球の水のうち、わたしたちが使える水は?

わたしたちが住む地球は、「水のわく星」とばれ、水におおわれています。それなのに、なぜ水が足りないのでしょうか。

地球上にある水で、一番多いのは海水です。しかし、わたしたちは海水を直接ちょくせつ飲んで生きることはできません。わたしたちが飲んだり、体をあらったりするのに使える水は、川や湖などの水、たん水です。

地球上にある水のやく97.5パーセントは海水などで、たん水はやく2.5パーセントしかありません。しかも、このたん水の大部分は、南極なんきょく北極ほっきょくなどの氷や氷河ひょうがとして存在そんざいしており、さらに、のこりのたん水のほとんどが深いところにある利用りようしにくい地下水で、川や湖、あさいところにある利用りようしやすい地下水などの水のりょうは、地球上にある水のりょうのわずかやく0.01パーセント〜0.02パーセント程度ていどにすぎないといわれています。

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どうすれば使う水のりょうる?

<ア.トイレで>
大のレバーをつかうと、小のレバーの時より水が多く流れます。こまめにレバーを使いわけることで、節水せっすいができます。

<イ.ふろで>
1.入ったときによくそうからあふれ出てしまったらもったいないです。ちょうどいいりょうを入れましょう。

2.湯をあつくしすぎると、水を足すことになってしまいます。ちょうどいい温度にしましょう。

3.シャワーの水を出しっぱなしにすると、1分間でやく12リットル、5分間だとやく60リットルにもなります。シャワーはできるだけ短くすませましょう。

4.ふつうの大きさのよくそうに入る水のりょうやく200リットルです。これをててしまわずに、せんたくの最初さいしょあらい水や、くつをあらう水、植物にやる水などに使いましょう。

<ウ.せんたくで>
せんたくを回す回数をできるだけ少なくしよう。小物1、2点なら、ふろに入ったときに手洗てあらいしましょう。

<エ.台所で>
1.米のとぎじるはてずに植物の水やりなどに使いましょう。

2.水を流しながらの「流しあらい」だと、10分間でやく120リットルの水を使うことになります。水をためてあらえば、やく20リットルの水ですみます。

3.がんこな油よごれを落とすときは、あらう前に紙などでよごれをふきとっておくと、かなりの水が節約せつやくできます。

<オ.洗面台せんめんだいで>
歯みがきのときに水を出しっぱなしにすると、1分間でやく12リットル流れてしまいます。必要ひつようりょうだけコップにくんで使いましょう。

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節水せっすいの取り組み

サントリーでは、いろいろな飲みものをつくっています。飲みものをつくるのに、一番たくさん必要ひつよう原料げんりょうは、水です。水は、製品せいひん原料げんりょうとしてだけなく、できたものをやしたり、工場の機械きかいあらったり、つくる工程こうていにも使います。サントリーでは、大切な水を守るために、工場や会社のオフィスで水をだにしないよう、原料げんりょう以外いがいの水で水の再使用さいしようのいろいろな取り組みをおこなっています。

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ビール工場での取り組み

サントリー京都ビール工場では、工場で使う水を回収かいしゅうして、きれいにしてから再使用さいしようしています。たとえば、缶や機械を洗うために使った仕上げのすすぎ水を集め、機械きかいを冷すための水として、再使用さいしようしたり、麦のかすをろするのに使ったぬのあらう水として、再使用さいしようしたりしています。この技術ぎじゅつは「ピンチテクノロジー」と言って、もともとはねつエネルギーを再利用さいりようするさいに使われていた技術ぎじゅつですが、サントリーではそれを水に応用おうようして、節水せっすいに取り組んでいます。
その結果けっか、京都ビール工場では、1本の製品せいひんをつくるために使う水のりょうやく40パーセント近くらすことに成功せいこうしました。使い終わった水も、国の基準きじゅんよりもきびしいしい管理かんりのもと、工場内のはい水処理場しょりじょう処理しょりを行っています。

武蔵野むさしのビール工場や、利根川とねがわビール工場、また九州熊本くまもと工場でも同じようにさまざまな節水せっすいの取り組みが行われており、利根川とねがわビール工場では、水質すいしつや温度が一定で使いやすいことから、工場で使った水をきれいにしてかえすときに、その水を近くの田んぼで農業用水として利用りようしてもらっています。

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清涼せいりょう飲料いんりょう工場での取り組み

清涼せいりょう飲料いんりょうの工場でもさまざまな取り組みを行っています。新しくできた工場は、すべて始めから水の再使用さいしようを考えて、つくられています。たとえば、使われた水を温度別おんどべつに分けて集め、それぞれの温度を生かして、工場の中をじゅんかんさせ、再使用さいしようします。このシステムは、節水せっすいできるだけでなく、それぞれの水のねつエネルギーを有効ゆうこうに使うことができるので、しょうエネルギーにも役立っています。こうした、水のしつによって水を管理かんりし、さい使用する仕組みをサントリーでは、「水のカスケード利用りよう」とんでいます。

サントリー神奈川かながわ綾瀬あやせ工場では、"人と自然しぜんとひびきあう都市がた工場"を目標もくひょうに、環境かんきょうかんするさまざまな取り組みを行っています。清涼せいりょう飲料いんりょうをつくる工場としては国内でももっとも使う水の少ない工場のひとつとなっています。飲み物になる水は新しい「純水じゅんすい※」を使っていますが、それ以外いがいの水は、じょう化し再利用さいりようを行なっています。これによって工場での水の使用りょうをこれまでの半分以下いからすことができました。

純水じゅんすいとは・・・不純物ふじゅんぶつを取りのぞいたきれいな水

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天然水てんねんすい工場での取り組み(1)

サントリー天然水てんねんすい奥大山おくだいせんブナのもり工場は、環境かんきょう地域ちいきと調和する「自然共生型しぜんきょうせいがた工場」として、水質すいしつのい持や地下水の保全ほぜんなどについて、きびしい基準きじゅんもうけて管理かんりしています。くみ上げた天然水てんねんすい製品せいひんだけでなく、ボトルせんじょうなどにも使用しようしています。水資源しげん有効ゆうこう活用するために、せんじょうした水は利用りよう後に回収かいしゅうし、リサイクルすることで、貴重きちょうな水資源しげん節約せつやくしています。

工場から出るはい水は、環境かんきょうにえいきょうのない水質すいしつであることを確認かくにんしたうえで放流し、周辺しゅうへん自然環境しぜんかんきょう保全ほぜんに細心の注意をはらっています。また、雨水をふくめたすべての放流水は、24時間自動かんされていて、万が一異常いじょうを感知した場合には、放流をストップするシステムになっています。

冬に1メートル〜3メートルもった雪を雪室に保管ほかんし、必要ひつようなときにやく7度のれいきゃく水をつくることに利用りようしています。自然しぜんエネルギーである雪でつくったこのれいきゃく水は、生産設備せいさんせつびでのれいきゃくなどに用いられ、二酸化炭素にさんかたんそはい出りょうのさくげんにこうけんしています。

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天然てんねん水工場での取り組み(2)

サントリーの一番新しい工場、サントリー天然水てんねんすい白州工場は、最新さいしんしょうエネ技術ぎじゅつ導入どうにゅうし、節水せっすいだけでなく、様々さまざま環境かんきょうへの取り組みを進めています。これまで、天然てんねん水2Lペットボトルを作るのに、中味の水の3倍〜3.5倍の水を、ペットボトルや機械きかいあらうために使っていましたが、この白州工場では、ビール工場などと同じように水質すいしつを5段階だんかいに分けて、さい使用することにより、使う水のりょうを3分の1近くまでらすことができました。

工場の中の食堂しょくどう手洗てあらいの水もそのさい使用の水を使い、くみ上げた天然てんねん水をすべて使用する、という取り組みを進めています。また、水を温めたりするためのねつエネルギーや、ペットボトルの原料げんりょうに空気をふきこんで形をつくる時の空気の圧力あつりょくエネルギーのさい使用、また日照にっしょうりょう日本一の北杜ほくと市の立地を活かした飲料いんりょう業界で最大さいだいの太陽光パネルによる太陽光発電など、水だけでなく多くのエネルギーを活用することで、環境かんきょうにやさしい「環境かんきょうはいりょがた工場」としての取り組みを進めています。この取り組みにより、二酸化炭素にさんかたんそのはい出りょう従来じゅうらいの工場にくらべ、24%さくげんすることを目指しています。

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オフィスでの取り組み

東京とうきょう都のお台場だいばにあるサントリーのオフィスでは、環境かんきょうを考えたいろいろな工夫くふうがおこなわれています。

  • ・雨水を集めて、きれいにし、植木の水やりに使います。
  • ・トイレで使う水は、一度処理しょりされた後の「中水※」を使います。
  • ・トイレは、たくさん水を使わない、節水型せっすいがたのものを使います。

※中水とは… 一度使った水を処理しょりしたもので、川に流せるくらいにはきれいだけれど、飲み水にはできないような水のこと。

他にも、エネルギーを節約せつやくする取り組みもしています。

  • ・太陽光パネルで電気をためます。
  • ・ライトは、センサーつきのものにして、人が来たときだけつくようにします。

このような取り組みで、しょうエネルギーがたのビルとして、高い評価ひょうかを受けています。